列強からアジア諸国を解放することは、当時、日本国の命題であり、正論だったと思う。しかし、日本国が起こした戦争は歴史に遡る。当時は、天皇、日の丸及び国歌斉唱は当たり前のことであり、日本国民のモチベーションを高揚させるには必須だったのであろう。ただ、戦争に負けた日本は、まな板の鯉となってしまった。だとしても、国旗掲揚や国歌斉唱を拒否する日本人のみならず、在日外国人までを日本から退去せよというのはいかがなものか?暴論ではないか。日本人のみならず、日本に在住する外国人も一定の権利は守らているのであり、権力者の都合によって、人が国外に追放されることは許されない。
「中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利の70周年」ということで、中国では、9月3日を国民の祝日に追加したとのことです。日系の企業でも、9月3日から5日まで、休みとなる企業があるようです。今日、上海事務所から、上記の期間、事務所が休みになるとの連絡がありました。このようなメールが所内メールで届くのは、なんとなく心中複雑です。
終戦の日、戦争の体験者の話を聞きたいと思っても、身近に、当時の戦闘体験した者はいない。七つ釦に憧れていた父も、当時15歳であり戦闘体験はない。祖父も軍医であり、赤十字の艦隊船に乗船していたので、戦闘体験はないとのことである。かながね、戦闘体験した人の話を聞きたいたいと思いたが、いまやそのような話を聞ける人は身近にいないのが現実である。その昔、日本基督教団堺教会に淵田美津雄さんという方がおられ、父とも親交があった。子どもの頃、我が家に来ていただいたことを覚えている。その方は、真珠湾の第1次攻撃隊で指揮を務めた方である。リアルな戦闘体験を聞けばよかったが、その当時、私は幼かったのでトラトラのおっさんという感じしかなかった。淵田さんは、その後、会心してキリスト教に入信し、アメリカで真珠湾攻撃の張本として、お詫び行脚にいかれたとのことである。命を奪う奪わるのが戦争である。当時に生きていたら軍の命令に背けただろうか?当時、多くのキリストは、軍の命令に背いたことを身近に知っている。
細川ガラシャの辞世の句
『散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ』
いろいろな解釈があると思うが、「花にも人にも神から与えられた使命がある。人はその召しに従って命を賭けるべきであり、生涯を全うすべきである」という解釈は成立するか?
『散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ』
いろいろな解釈があると思うが、「花にも人にも神から与えられた使命がある。人はその召しに従って命を賭けるべきであり、生涯を全うすべきである」という解釈は成立するか?
来年の大河ドラマは「龍馬伝」である。坂本龍馬を福山雅治が演じる。
先日、高知に行ってきたので、坂本龍馬に興味をもった。
土佐藩は、上士と下士の差別が特にひどかった。
土佐藩の領土は、戦国時代末期には長宗我部氏が統治していたが、関ヶ原の戦いで、長宗我部氏が西軍に与したことで、東軍の加勢を得た山内一豊が土佐藩を治めることになる。
その後、長宗我部氏の残党武士は冷遇され、下級武士に甘んずるのである。
下士の身分も多岐にわたり、身分の高い順に郷士・徒士・組外・足軽・庄屋と分かれている。
下士は、高知城の家中に住むことが許されず、城の外に住まわせられるのであるが、下士でも身分の高い順に、城の近くに住むことが許されたのである。坂本家の身分は郷士であり、龍馬の生まれた家は、高知城に程近い。

藩内では、上士と下士の二重構造が幕末まで続き、両者の間では鍔迫り合い(つばぜりあい)が絶えなかった。龍馬は、そんな武家社会に嫌気がさし、土佐藩を脱藩し、世界に目を向けることになるのである。来年の大河ドラマが楽しみである。とりあえず、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を全巻読みたいと思っている。
先日、高知に行ってきたので、坂本龍馬に興味をもった。
土佐藩は、上士と下士の差別が特にひどかった。
土佐藩の領土は、戦国時代末期には長宗我部氏が統治していたが、関ヶ原の戦いで、長宗我部氏が西軍に与したことで、東軍の加勢を得た山内一豊が土佐藩を治めることになる。
その後、長宗我部氏の残党武士は冷遇され、下級武士に甘んずるのである。
下士の身分も多岐にわたり、身分の高い順に郷士・徒士・組外・足軽・庄屋と分かれている。
下士は、高知城の家中に住むことが許されず、城の外に住まわせられるのであるが、下士でも身分の高い順に、城の近くに住むことが許されたのである。坂本家の身分は郷士であり、龍馬の生まれた家は、高知城に程近い。

藩内では、上士と下士の二重構造が幕末まで続き、両者の間では鍔迫り合い(つばぜりあい)が絶えなかった。龍馬は、そんな武家社会に嫌気がさし、土佐藩を脱藩し、世界に目を向けることになるのである。来年の大河ドラマが楽しみである。とりあえず、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を全巻読みたいと思っている。